東北芸術工科大学 創造性開発研究センター 高校×芸工大「探究型学習・アクティブラーニング」

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創造性開発研究センター 高校×芸工大「探究型学習・アクティブラーニング」

創造性開発研究センター高校×芸工大「探究型学習・アクティブラーニング」

創造性開発研究センター 高校×芸工大「探究型学習・アクティブラーニング」

ソウゾウリョクと探究型学習

今、注目される力

近年、問題解決やイノベーションの手法として、「デザイン思考」のプロセスが産業界・研究機関・地方自治体等で注目されています。

本学では開学以来、このデザイン思考を、モノづくり・コトづくりにおける実践的プロセスとして日々運用してまいりました。そして、この思考プロセスの中でも、本学が特に重要であると考えているのが、教育理念でもある「2つのソウゾウリョク」です。

本質を見ようとする姿勢、純粋な目=考える「想像力」 Imagination
想いを形にできる力=つくりだす「創造力」 Creativity

つまり、デザインとは単にモノの色やかたちを決める行為ではなく、「社会や身の回りから課題を見つけ、解決策を考えていく、そしてそれらを可視化していくプロセスに本質がある」と考えています。
そして、これらが、文部科学省が近年推し進める「主体的・対話的で深い学び」、「探究的な学び」や「アクティブ・ラーニング」といった新しい学びの目指すところに、非常に共通点が多いとも考えています。

これから子ども達が生きていく時代は、大変困難な時代であると予想されています。

この困難な時代を、「子どもたちが生き抜いていくために必要な能力や姿勢とは一体どういうものなのか、それをどのように身につけさせていくのか」について、中等教育機関をはじめとした教育現場や、地域、行政と連携しながら検証と実践を重ね、その土壌を作っていくことがこの地に根ざす大学としての使命と捉えています。

デザイン思考とは

デザイン思考は、「多様な他者との協働を通して自ら課題を見出し、創造的にそれらの課題を解決するための思考法および可視化のプロセス」です。

東北芸術工科大学では、この思考法の主要プロセスを用いて、東桜学館の未来創造プロジェクトをはじめ、中等教育機関での総合的な学習の時間への活用を試みているところです。そして、授業進行に沿って教育現場で活用しやすい活動内容および共有しやすい項目名称を用いて「デザイン思考を活用した探究的な学び5つの活動」として、本学教員が担当する授業で紹介してきました。

① 現状理解:インタビューと観察による共感の獲得
② 課題発見:情報の整理と着眼点の文章化
③ 発  想:アイデアの展開と選択
④ 検  証:アイデアの可視化とフィードバック
⑤ 振り返り:アイデアの発表、共有と今後の課題の整理

デザイン思考を活用した授業は、上記の5つの活動の全てあるいは一部を組み込んで設計しています。

探究型学習とは

探究型学習は、自ら問題を発見し、他者と協力して解決していくための資質や能力を育む教育とされ、必要な能力である学力の3要素(1. 十分な知識・技能 2. 自ら解を見出していく思考力・判断力・表現力 3. 主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度)を基盤とします。

総合的な学習の時間の学習指導要領に掲載されている「探究的な学習における生徒の学習の姿」では、学びの形が下図のように図式化されており、① 課題の設定、② 情報の収集、③ 整理・分析、④ まとめ・表現という4つの活動に大きく整理されています。

山形県では平成30年度より山形東高、酒田東高、米沢興譲館高が探究科を、そして寒河江高、新庄北高、長井高が普通科探究コースを設置し、各教科で学んだ基礎的な知識・技能を活用して、自ら見つけた課題の解決に向けて主体的・協働的に取り組む計画です。

東桜学館中学校「未来創造プロジェクト」
デザイン思考のプロセスを体験するWSの様子