探究型学習協働プロジェクト 東北芸術工科大学

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お知らせ

【終了しました】10/23[日] 探究型学習研究大会2022を開催!

テーマ|生徒の資質・能力を育む3つの視点 : 学習評価教科探究高校魅力化

東北芸術工科大学では、10月23日(日)に、全国の教育関係者・NPO・行政職員を対象とした探究型学習に関する全国大会「2022年度 探究型学習研究大会」を開催します。今年度も昨年と同様に、対面とオンラインの併用開催となりますので、それぞれのご都合やシーンに合わせてご参加ください。


写真:2021年度探究型学習研究大会の様子
※今年度も新型コロナウイルス感染症対策を講じ、対面での開催会場は十分な間隔をあけた座席をご用意しています。

―はじめに―

今年度より、高等学校では「総合的な探究の時間」が全面実施となりました。各校それぞれに特徴ある探究プログラムを試行、実践され、探究活動を円滑に進める体制を整えるためにご尽力されていることと思います。
2017年にスタートした探究型学習研究大会は、「主体的・対話的で深い学び」を実現するための知を共有する場として、今年で第6回を迎えます。これまで各回とも、高等学校の先生方を中心に「総合的な探究(学習)の時間」に関心を持つ多くの参加者が集い(昨年度は約250名の方にご参加いただきました)、活発な意見交換を行ってきました。

―大会テーマとプログラム―

今年度の研究大会では、中高大教育連携に関わる中で、現場の先生方の課題意識が高いと感じた以下3点にフォーカスし、「生徒の資質・能力を育む3つの視点」をテーマに、基調講演と実践報告の構成で実施いたします。
1)「主体的・対話的で深い学び」をどのように評価するか
2)教科探究の授業づくりはどのように取り組めばよいか
3)どうすれば「社会に開かれた教育課程」を実現できるか
最初に、國學院大學教授の田村学氏より、「主体的・対話的で深い学び」と学習評価について基調講演をいただきます。続いて、山形県立山形東高等学校の佐々木隆行氏、棚村好彦氏より、理系教科における教科探究の事例を紹介いただき、教科探究の授業づくりについて実践報告をいただきます。最後に、岩手県教育委員会の度會友哉氏、中田裕治氏、梨子田喬氏、および岩手県高校魅力化プロデューサーの菅野祐太氏(NPO法人カタリバ)より、「社会に開かれた教育課程」を実現し、生徒の資質・能力を育成するための高校魅力化事業について、岩手県の取り組みをお話いただきます。上記の講演、報告および質疑の時間から、参加者の皆様が探究型学習をより一層深化させていくためのヒントを掴む機会となりますことを念願いたします。

―大会を通じて―

昨今の社会的危機を乗り越えるべく、生徒とともに失敗を怖れず新たな挑戦を通して、社会的価値を創り出していく姿勢が「探究」に求められています。予測困難なこれからの時代に向けて、探究的、創造的な学びを引き出し、持続させるための糸口を各校に持ち帰っていただき、共有、展開していただけましたら幸いです。

―開催概要―

日時:2022年10月23日(日)13:00~18:00(開場・開室12:30)
方式:①対面(会場:東北芸術工科大学/山形市上桜田3-4-5)
②オンライン(Zoomによるライブ配信)
対象:中学・高校教員、教育・NPO・自治体関係者
定員:対面 80名/オンライン 200名 ※事前申込制
参加費:無料(事前申込制)
主催:東北芸術工科大学
後援:山形県教育委員会、山形市教育委員会、岩手県教育委員会、宮城県教育委員会

〈お申し込み方法〉
以下の申込フォームよりお申込みください。申し込み〆切:2022年10月14日(金)
https://forms.gle/Ha7yYMnvyzpgZdcC6

※定員になり次第締め切らせていただきます。

※お申し込み受付後、参加に係る詳細をご連絡いたします。

〈日程が合わず参加が難しい方〉
参加ご希望の方で、日程の都合で参加が難しいという方は、末尾に記載の担当者までご相談ください。

―プログラム―

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12:30~ 開場・Zoom開室
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13:00~ 開会挨拶
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13:10~15:00 基調講演
「主体的・対話的で深い学びと学習評価」
講師: 田村 学 (國學院大學 人間開発学部 初等教育学科 教授)
資質・能力の育成には 「主体的・対話的で深い学び」 が欠かせません。そこでは、知識を活用・発揮し、概念化・構造化していく探究のプロセスが注目されています。資質・能力の育成とその評価について、具体的な事例を通して考えていきます。
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15:00~15:10 休憩
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15:10~16:10 実践報告1
「教科探究の授業づくり」
報告: 佐々木 隆行、棚村 好彦(山形県立山形東高等学校 教諭) 
各教科の探究で生徒たちの資質・能力を育てるという目標を達成するために共通して求められているものは、生徒に明確なゴールを示し、生徒が主体的に取り組むことと考えます。本報告では、理科の授業を例に、生徒が「自ら学び、自ら考える」ための実践例を紹介していきます。
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16:10~16:20 休憩
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16:20~17:40 実践報告2
「社会に開かれた教育課程を実現し、生徒の資質・能力を育成する岩手県の高校魅力化事業」
報告: 度會 友哉、中田 裕治、梨子田 喬(岩手県教育委員会)
菅野 祐太(岩手県高校魅力化プロデューサー)

岩手県では今年度より、全63校で高校と地域等が協働して魅力ある高校づくりに取り組んでいます。岩手の高校生たちが、探究的な学びを通して資質・能力を育成していくための本県の高校魅力化の取り組みや、県立高校の事例を紹介させていただきます。
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17:40~18:00 総括・閉会
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―講師プロフィール―

田村 学|Tamura Manabu
國學院大學人間開発学部初等教育学科教授
新潟県公立学校教諭、上越教育大学附属小学校教官、柏崎市教育委員会指導主事、国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官、文部科学省初等中等教育局視学官。平成29年より現職。日本生活科・総合的学習教育学会副会長、中央教育審議会架け橋特別部会臨時委員、産業構造審議会臨時委員など。主な著書:「思考ツールの授業」、「授業を磨く」、「生活・総合アクティブ・ラーニング」、「カリキュラム・マネジメント入門」、「深い学び」、「深い学びを実現するカリキュラム・マネジメント」、「学習評価」など。

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佐々木 隆行|Sasaki Takayuki
山形県立山形東高等学校 教諭(生物) 教育企画課長
H28年度山形県探究型学習推進中核教員

棚村 好彦|Tanamura Yoshihiko 
山形県立山形東高等学校 教諭(化学) 進路指導課長
H29年度山形県探究型学習推進中核教員

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度會 友哉|Watarai Tomoya
岩手県教育委員会事務局学校教育室 学校教育企画監

中田 裕治|Nakata Yuji
岩手県教育委員会事務局学校教育室 主任指導主事

梨子田 喬|Nashida Takashi
岩手県教育委員会事務局学校教育室 指導主事

菅野 祐太|Kanno Yuta
岩手県高校魅力化プロデューサー、NPO法人カタリバ

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―対面開催(大学会場)に係る新型コロナウイルス感染防止対策―

○講演会場では「3密」を避けた運営を行います。
○不織布マスク*の着用、咳エチケット、こまめな手指消毒・手洗いをお願いします。(*不織布マスクを着用できない事情のある方を除きます。)
○当日受付の検温で37.5°C以上の方または平熱より1℃以上高い方、咳やのどの痛み、だるさ、発熱などの体調不良を感じる方、開催日時点で居住・勤務地域が、国や自治体が指定する行動制限の対象となっている方は、恐れ入りますがオンラインでご参加ください。
○山形県内の感染状況に応じて大学を会場とした対面開催を中止し、オンラインのみで開催する場合があります。

■開催要項ダウンロード■
A4両面フライヤー(261KB) ダウンロードする

■大会コーディネーター■
柚木 泰彦(東北芸術工科大学 高大連携推進部長/プロダクトデザイン学科 教授)
吉田 卓哉(同大 教職課程 教授)
寒河江 茂(同大 教職課程 特命教授)
渡邉康太(同大 地域連携推進課)                                                伊藤迪子(同大 地域連携推進課)

■本件に関するお問い合わせ先■
東北芸術工科大学 地域連携推進課(担当:渡邉康太)
〒990-9530 山形県山形市上桜田3-4-5
TEL:023-627-2139 FAX:023-627-2081(平日9:00~17:15)
E-mail:y-gakusha@aga.tuad.ac.jp