探究型学習のカリキュラムにおいて、「デザイン思考」を活用した授業展開に関する相談窓口を開設します。研究大会や公の場では時間が取れず聞きづらいこと、まずはデザイン思考の概要を知りたいというご要望、各学校の特性や先生方によって異なる課題に個別に対応いたします。まずはお気軽にお問合せください。
[対象]
[相談員]
柚木 泰彦(東北芸術工科大学プロダクトデザイン学科教授/高大連携推進部長)
※相談内容によっては、他の専門教員をご紹介する場合があります。
[相談日]
毎週金曜日 ※事前予約制です。予約は随時受け付けています。
[相談方法]
以下のいずれかの方法で実施します。ご予約の際にお申し出ください。
①電話相談
②オンライン相談(zoom等のオンライン会議ツール)
③対面相談(場所は東北芸術工科大学となります/山形市上桜田3-4-5)
[ご予約]
以下フォームよりお問い合わせ、お申し込みください。
お申し込み・お問い合わせフォーム
日頃、多く寄せられる疑問・質問にお答えします。
「デザイン思考」は、課題の発見と解決、イノベーションや組織変革の手法として体系化された思考法です。
○ 答えが一つではない問題・課題に取り組むとき
○「課題が何であるか」から考えるとき
○ 既成概念を超えた発想や仕組みが必要なとき
など、探究活動をはじめ、クラス運営、職員室改革、部活動運営などのあらゆるシチュエーションでの活用が期待できます。
また、本プログラムでは、思考をほぐしたり、次のアクションに向かいやすくするためのアイスブレイクもご紹介しています。5〜10分ほどの短いものもありますので、「生徒の活動を活発化させたい」「発言しやすい空気をつくりたい」などの目的に応じて、活動の冒頭に一部を切り取ってご活用いただくことも可能です。
本学の教育連携校である山形県立東桜学館中学校では、新入生が入学して間もない4月~5月に、本学教員(柚木)が探究ガイダンスと2種類のデザイン思考演習を行っています。この演習を通して、安心して創造的な活動に取り組みやすい環境とマインドを整え、探究の土台を段階的につくります。
その後、6月~1月にかけて同校独自の探究カリキュラムに沿って、生徒にとって身近な課題を設定し、グループで取り組んでいきます。これまでに以下のような探究テーマがありました。
1) 教室後ろのロッカーから教科書やノートを出し入れしやすくするブックエンドの形
2) 制服で自転車に乗るときにスカートが舞わないように固定する方法
3) 雨天時、水たまりに足が入った際、できるだけ水はねしない歩き方
身近な課題を設定し、デザイン思考を活用した探究プロセスを辿る活動を体験することで、学校の外にある課題に対しても見通しが立てやすくなるという効果があります。2年生では、1年生で学んだ探究プロセスを活かして県内の様々な地域課題に着目して取り組んでいきます。
○指導案冊子を実践する
指導案冊子でご紹介しているプログラム、または導入してみたいと感じた箇所をぜひ実践ください。実践にあたり、事前の申し出は必要ありません。アレンジも大歓迎です。
準備段階で不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。各個人や各校の状況に応じたアドバイスの他、必要に応じてワークシートとスライド資料をご提供し、実践をサポートします。
○体験セミナーに参加してポイントや流れをつかむ
本学では年に数回、デザイン思考の体験セミナーを開催しています。
特に、「導入自体を検討したい」「導入したいがイメージがうまくできない」「どうやったらいいか不安」という場合は、ぜひセミナーへの参加をご検討ください。
実際に体験することで、活用のイメージが具体化するとともに、活用できるポイントや、探究活動の楽しさ・躓きやすいポイント等を肌感覚で理解することができます。
なお、本プログラムを一度体験いただいた方には、授業で使用するスライドやワークシート等のデータをご提供しています。
○各校で教員研修会を開催する
教員研修会の依頼も受け付けています。近年では、学年、学校、部会単位で教員研修会の依頼を多数いただいており、ご要望に応じたプログラムをご提供しています。
遠方でもオンラインで実施可能ですので、お気軽にお問合せいただければ幸いです。
研修会終了後、必要に応じてワークシートやスライド資料をご提供するとともに、その後の実践をサポートします。