本学が、教育連携校で授業実践している「デザイン思考を活用した探究型学習プログラム」を、指導案の形式にまとめ冊子にしました。
冊子では、「安心かつ創造的な教室づくり」「他者の視点に立つ探究の基本姿勢」「身近な課題設定」の3つの段階別に授業プログラムをご紹介しています。
教育現場の先生方を対象に配布(無料)しております。ぜひ、教室内や「総合的な探究の時間」などで、各校の特徴にそったアレンジを加えながらご活用いただければ幸いです。
講義:探究スイッチを入れる方法
生徒同士が安心して発言しあえる場を創ると共に、教室に創造的、探究的な空間をつくるためのガイダンスです。デザイン思考を活用して、探究の基礎を学びます。
演習:友人のためのペンケースをつくる
デザイン思考を活用した「探究的な学び5つの活動」の体験を通して、他者の視点から探究を進めるための基本的な取り組み姿勢を体得します。
演習:校内の課題/生徒と校外をつなぐ課題
生徒にとって身近な課題の設定を行い、探究プロセスを体験することで、生徒自身が設定する課題の見通しをたてやすくします。
[指導案1]は、入学直後に実施する探究ガイダンスの位置づけです。探究活動を行う上での基本的な心構えを体験的に理解する講義形式のプログラムです。
[指導案2][指導案3]は、デザイン思考を活用した演習形式のプログラムです。
活動の概要として、「身につく力」「活動の様子」「準備物」「教室のレイアウト例」「生徒の提案礼」「生徒の振り返り」をまとめているほか、実践を前提に、授業の流れを指導案の表の形に組みました。(縦軸に、授業内容/活動のねらい(生徒視点)/評価(活動の見方)/進行上の留意点。横軸に、進行にかかる活動の項目/時間の目安。)
[巻末のトピックス]では、対面(密接)を避けてグループワークを行う為の方法として、ブレインライティングを活用した活動案をご紹介しています。
全24ページ
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東北芸術工科大学 地域連携推進課 担当:伊藤迪子
受付:平日9:00~17:30
〈先生の声〉
〈生徒の声〉
導入・実践にあたり事前の申し出は必要ありません。先生それぞれのスタイルに合わせたアレンジも大歓迎です。是非ご活用ください。
以下は、本冊子をより有効にご活用いただくためのご提案・ご案内です。
《まずは先生自身で体験することをお勧めします》
本冊子の内容にご関心を待たれた各校の先生方には、本学主催のセミナーへの参加、もしくは本学教員による研修会の場を設定し、実際にプログラムを体験いただくことをお勧めしています。
本演習では「理論と実践」による気づきが多くあり、「体験的な学び」を通して探究活動への理解が深まると、参加いただいた先生方からご感想をいただいています。
生徒の視点に立ち、探究の楽しさや、躓きやすいポイント等を肌感覚でご理解いただくことにより、探究活動全体の見通しが立てやすくなれば幸いです。
《実践に必要な素材をご提供します》
研修会などで実際に体験いただいた後、ご要望に応じて使用したスライドとワークシートをお渡しいたします。是非、各校の先生方で試行ください。そして、各校の特徴を引き出す独自のスタイルを確立すること、創造的な空気に包まれた教室で、そして校外で、生徒主体による対話的で深い学びが実現していくことを期待しています。
まずはお気軽にご請求・お問い合わせください。
山形県立山形西高等学校/教職員対象のデザイン思考演習(2018年)