探究型学習協働プロジェクト 東北芸術工科大学

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お知らせ

【終了しました】11/6 探究型学習研究大会2021を開催!

東北芸術工科大学では、11月6日(土)に、全国の教育関係者・NPO・行政職員を対象とした探究型学習に関する全国大会「2021年度 探究型学習研究大会」を開催します。今年度は、対面とオンラインの併用開催となりますので、それぞれのご都合やシーンに合わせてご参加ください。


写真:2019年度探究型学習研究大会の様子
※今年度は新型コロナウイルス感染症対策を講じ、十分な間隔をあけた座席をご用意しています。

―はじめに―

来春2022年度より、いよいよ「総合的な探究の時間」が全面実施されます。昨年春からの激しい教育環境の変化の中、各地の中学校・高等学校の先生方は、ICT活用による教育環境の整備や、対面とオンラインによる授業の組み立て等も含め、探究活動を円滑に進める体制を整えるためにご尽力されていることと思います。
2017年にスタートした探究型学習研究大会は、「主体的、対話的で深い学び」を実現するための知を共有する場として、今年で第5回を迎えます。これまで各回とも、高等学校の先生方を中心に「総合的な探究(学習)の時間」に関心を持つ多くの参加者が集い、活発な意見交換を行ってきました。

―大会テーマとプログラム―

今年度の研究大会では、ここ数年の中高大連携に関わる諸活動を通して、現場の先生方から難しいとの声が多かった以下2つの課題に焦点をあて、講演と実践報告の構成で実施いたします。
1)探究を自分ごと化するための道筋を、生徒はなかなか見出せない
2)生徒の探究テーマに伴走するといっても、その距離感がつかめない

最初に、上智大学総合人間科学部教育学科教授の奈須正裕氏、および広尾学園中学校・高等学校の木村健太氏より、具体的な事例を挙げながら「探究」が目指すべき視座についてご講演をいただきます。
後半は、山形県立山形東高等学校の佐々木隆行氏、佐藤勝治氏より、探究活動の本質をおさえた授業実践のご報告をいただきます。上記の講演、報告と意見交換から、各課題に対して参加者の皆様が何かしら納得解を見出す機会となることを念願いたします。

―大会を通じて―

昨今の社会的な危機を乗り越えるべく、生徒とともに失敗を怖れずに新たな挑戦を通して、社会的な価値を創り出していく姿勢が「探究」に求められています。ご参加いただいた皆様には予測困難なこれからの時代に向けて、ピンチをチャンスにさらに一歩前へ踏み出す力、創造的な学びを引き出し持続させるための糸口を各校に持ち帰っていただき、共有、展開していただけましたら幸いです。

―開催概要―

日時:2021年11月6日(土)13:00~18:00(開場・開室12:30)
方式:①対面(会場:東北芸術工科大学/山形市上桜田3-4-5)
   ②オンライン(Zoomウェビナーによるライブ配信)
対象:中学・高校教員、教育・NPO・自治体関係者
定員:対面 80名/オンライン 200名 ※事前申込制
参加費:無料
主催:東北芸術工科大学
後援:山形県教育委員会、山形市教育委員会、宮城県教育委員会

〈お申し込み方法〉
以下の申込フォームよりお申込みください。
【今年度の研究大会は終了いたしました】

〈日程が合わず参加が難しい方〉
参加ご希望の方で、日程の都合で参加が難しいという方は、末尾に記載の担当者までご相談ください。

―プログラム―

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12:30~ 開場・Zoom開室
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13:00~ 開会挨拶
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13:10~15:00 講演1
「新学習指導要領の学力論と探究」
講師: 奈須 正裕 氏(上智大学 総合人間科学部 教育学科 教授)
新学習指導要領では、内容中心から資質・能力を基盤としたものへと、学力論の重心が大きく移動しました。講演では、今後に求められる学力の特質と、それを実現するためのカリキュラムや授業、さらに探究に期待されることと、実践に際し留意すべき事柄等について、具体例を挙げながらお話しします。
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15:00~15:10 休憩
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15:10~16:30 講演2
「学習者のワクワクを中心に据えた探究型学習」
講師: 木村 健太 氏(広尾学園中学校・高等学校 教諭)
探究型学習について、本校の事例を交えて具体的にお話しします。探究の進め方はもちろん、教員のチームづくり、生徒との向き合い方・伴走の仕方、探究活動と教科学習との連携や、学びのSTEAM化、生徒募集や進路指導との接続、そして何より、我々教員のあり方や求められるマインドセットについて考えていきましょう。
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16:30~16:40 休憩
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16:40~17:40 実践報告
「総合的な探究の時間『山東探究塾』の立ち上げと成果について」
報告: 佐々木 隆行 氏、佐藤 勝治 氏(山形県立山形東高等学校 教諭)
進行: 柚木 泰彦(東北芸術工科大学 教授)
本校では探究科設置にあたり、探究型学習やICT活用による授業改善と、総合的な探究の時間である「山東探究塾」の教育プログラム開発に取り組んできました。探究活動に資する「デザイン思考」と教科「情報」の役割、「山東探究塾」の成果、地域の教育・行政機関や企業と協働しながら取り組んできた教育改革についてお話しします。
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17:40~18:00 総括・閉会
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―講師プロフィール―

奈須 正裕| Nasu Masahiro
上智大学総合人間科学部教育学科教授
1961年徳島県生まれ。東京大学大学院修了。博士(教育学)。国立教育研究所室長、立教大学教授等を経て現職。専門は教育心理学、教育方法学。中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会委員。主な著書に『「資質・能力」と学びのメカニズム』『ポスト・コロナショックの授業づくり』(東洋館出版社)、『次代の学びを創る知恵とわざ』(ぎょうせい)など。

木村 健太|Kimura Kenta 
広尾学園中学校・高等学校教諭
医進・サイエンスコース統括長、同 評議員、情報経営イノベーション専門職大学 客員教授、内閣府 総合科学技術・イノベーション会議委員、経済産業省「未来の教室」委員、同 産業構造審議会委員、一般社団法人 STEAM JAPAN 理事 他。
広尾学園では、生徒一人一台体制のICT環境の整備、細胞培養や遺伝子操作が可能なサイエンスラボの設計、探究型学習に必要なカリキュラムの確立、生徒主体の本格的な研究活動と本物に触れるキャリア教育を軸とした中高大産学連携、Stanford大学で現地の研究者とディスカッションを行うプログラムを立ち上げるなどGlobalな取組みを通じて、中等教育における探究型学習の本質を追求してきた。

佐々木 隆行|Sasaki Takayuki
山形県立山形東高等学校 教諭(生物) 教育企画課長
H28年度中核教員

佐藤 勝治|Sato Katsuharu 
山形県立山形東高等学校 教諭(情報) 教育企画課

―対面開催(大学会場)に係る新型コロナウイルス感染防止対策―

○講演会場では「3密」を避けた運営を行います。
○不織布マスク*の着用、咳エチケット、こまめな手指消毒・手洗いをお願いします。(*不織布マスクを着用できない事情のある方を除きます。)
○当日受付の検温で37.5℃以上の方、咳やのどの痛み、だるさ、発熱などの体調不良を感じる方、開催日時点で居住・勤務地域が「緊急事態宣言」および「まん延防止等重点措置」の対象となっている方は、恐れ入りますがオンラインでご参加ください。
○山形県内の感染状況に応じて大学を会場とした対面開催を中止し、オンラインのみで開催する場合があります。

■開催要項ダウンロード■
A4両面フライヤー(206KB) ダウンロードする

■大会コーディネーター■
柚木 泰彦(東北芸術工科大学 高大接続推進部長/プロダクトデザイン学科 教授)
寒河江 茂(同大 教職課程 教授)
吉田 卓哉(同大 教職課程 教授)
伊藤 迪子(同大 地域連携推進課)

■本件に関するお問い合わせ先■
東北芸術工科大学 地域連携推進課(担当:伊藤迪子)
〒990-9530 山形県山形市上桜田3-4-5
TEL:023-627-2218 FAX:023-627-2081(平日9:00~17:15)
E-mail:y-gakusha@aga.tuad.ac.jp