2023.08.22
【終了いたしました】10/14[土] 探究型学習研究大会2023を開催!
テーマ|教科と探究を学びでつなぐ
~「教科探究」と「総合的な探究の時間」相互連携による探究の広がり~
東北芸術工科大学では、10月14日(土)に、全国の教育関係者・NPO・行政職員を対象とした探究型学習に関する全国大会「2023年度 探究型学習研究大会」を開催します。今年度も昨年と同様に、対面とオンラインの併用開催となりますので、それぞれのご都合やシーンに合わせてご参加ください!
写真:2022年度探究型学習研究大会の様子
―はじめに―
2022年度より高等学校で全面実施となった「総合的な探究の時間」。各校それぞれに特徴ある探究プログラムを試行、実践され、探究活動の充実に向けてご尽力されていることと思います。
2017年にスタートした探究型学習研究大会は、「主体的・対話的で深い学び」を実現するための知を共有する場として、今年で第7回を迎えます。これまで各回とも、高等学校の先生方を中心に「総合的な探究(学習)の時間」に関心を持つ多くの参加者が集い(昨年度は約350名の参加、満足度:98.2%)、活発な意見交流を行ってきました。
―大会テーマとプログラム―
2023年度の研究大会では、中高大教育連携に関わる中で、現場の先生方の課題意識が高いと感じた点にフォーカスし、「教科と探究を学びでつなぐ~「教科探究」と「総合的な探究の時間」相互連携による探究の広がり~」を大会テーマに、講演と実践報告、振り返りワークの構成で実施いたします。
講演では、立命館宇治中学校・高等学校の酒井淳平氏より、実践報告では、福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校の對馬俊晴氏、岩手県立大船渡高等学校の鈴木紗季氏より、各校での総合的な探究の時間および教科探究の取り組みについてお話いただきます。最後の振り返りワークでは、対面会場及びZoomのブレイクアウトルームを使用して「自分の学校だからできること・やってみたいこと」との題目で意見交流の時間を持ちます。
上記の講演、報告、振り返りの共有を通して、参加者の皆様が探究型学習をより一層深化させていくためのヒントを掴む機会となりますこと、本大会での知見を各校に持ち帰っていただき、共有、展開していただけますことを祈念いたします。
―大会を通じて―
昨今の社会的危機を乗り越えるべく、生徒とともに失敗を怖れず新たな挑戦を通して、社会的価値を創り出していく姿勢が「探究」に求められています。予測困難なこれからの時代に向けて、探究的、創造的な学びを引き出し、持続させるための糸口を各校に持ち帰っていただき、共有、展開していただけましたら幸いです。
―開催概要―
日時:2023年10月14日(土)12:50~17:15(開場・開室12:30)
方式:①対面(会場:東北芸術工科大学/山形市上桜田3-4-5)
方式:②オンライン(Zoomによるライブ配信)
対象:中学・高校教員、教育・NPO・自治体関係者
定員:対面 100名/オンライン 250名 ※事前申込制
参加費:無料(事前申込制)
主催:東北芸術工科大学
後援:山形県教育委員会・山形市教育委員会・福島県教育委員会・岩手県教育委員会・宮城県教育委員会・青森県教育委員会・秋田県教育委員会
〈お申し込み方法〉
以下の申込フォームよりお申込みください。申し込み〆切:2023年10月6日(金)
【https://forms.gle/m1hnC8hqmRFs1qtN8】
※定員になり次第締め切らせていただきます。
※お申し込み受付後、参加に係る詳細をご連絡いたします。
〈日程が合わず参加が難しい方〉
参加ご希望の方で、日程の都合で参加が難しいという方は、末尾に記載の担当者までご相談ください。
―プログラム―
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12:30~ 開場・Zoom開室
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13:00~ 開会挨拶
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13:00~14:20 講演
「探究的な学びデザイン~探究から始まる大きな変化~」
講師: 酒井 淳平(立命館宇治中学校・高等学校 教諭)
探究を共通のキーワードにすることで、生徒はもちろん、教員の授業づくり、学校と地域の関係なども大きく変わります。そして探究は高校と大学もつなぎます。こうしたことについて総合的な探究の時間や探究的な授業の事例を取り上げ、「なぜ探究なのか」を改めて共に考えたいと思います。
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14:20~14:30 休憩
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14:30~15:20 実践報告1
「『未来創造探究』のこれまでとこれから」
報告: 對馬 俊晴(福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校 副校長)
本校は開校して9年目になります。開校当初から「未来創造探究」と称して取り組んできた探究活動の実践内容について紹介いたします。また、今年度から文部科学省WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)に指定され、県内外の高校や大学と連携した探究的な学びについての取り組みを報告いたします。
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15:20~15:30 休憩
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15:30~16:20 実践報告2
「※ちょこプロは探究へのパスポート!~総合探究の知見を活かした探究的な授業づくり~」
報告: 鈴木 紗季(岩手県立大船渡高等学校 教諭)
「探究する」って生徒だって教員だって難しい。その探究を楽しむために「ちょこプロ」から始めませんか?探究で生徒が変わると、授業も探究的に変わります!それぞれの学校での探究を主軸にした総合的な探究の時間と教科(授業)の往還の可能性を一緒に考えていきたいと思います。
※「ちょこプロ」:「ちょこっとマイプロジェクト」
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16:20~ 振り返りワーク「自分の学校だからできること・やってみたいこと」
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17:10 総括・閉会
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―講師プロフィール―
酒井 淳平 | Sakai Jyunpei
立命館宇治中学校・高等学校 キャリア教育部長。担当教科: 数学2008年度から立命館宇治中学校・高等学校でキャリア教育部の立ち上げを行う。2018年度から文科省研究開発学校、2019年度から文科省WWLの指定を受けながら、探究×キャリア教育を大切にした総合的な探究の時間のカリキュラム開発に挑戦。著書に「 探究的な学びデザイン 高等学校 総合的な探究の時間から教科横断まで 」「高等学校新学習指導要領数学の授業づくり」など。
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對馬 俊晴 | Tsushima Toshiharu
ふたば未来学園中学校・高等学校 副校長
担当教科: 物理
相馬高校で文部科学省「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」、 安達高校で UNESCO「持続可能な開発のための教育(ESD)」、「OECD 東北スクール」などのプロジェクトを担当し、教頭として福島高校、安積高校でのSSHに関わる。現任校では「ワールド・ワイド・ラーニング(WWL)コンソーシアム支援構築事業」での探究活動を積極的に推進している。
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鈴木 紗季 | Suzuki Saki
岩手県立大船渡高等学校
担当教科: 英語
令和5年3月まで岩手県立大槌高校で総合的な探究の時間に関わり、文科省指定事業として、令和元年度~令和3年度「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(地域魅力化型)」、令和4年度~「新時代に対応した高等学校改革推進事業(普通科改革支援事業)」に取り組む。探究的な視点を教科にも取り入れることで、教科の学びと探究の学びの往還が生まれることから、これからの学びに重要な観点であるとし、日々の教育活動に試行錯誤を重ねている。
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■開催要項ダウンロード■
A4両面フライヤー(566KB) ダウンロードする
■大会コーディネーター■
柚木 泰彦(東北芸術工科大学 高大連携推進部長/プロダクトデザイン学科 教授)
吉田 卓哉(同大 教職課程 教授)
寒河江 茂(同大 教職課程 特命教授)
渡邉康太(同大 地域連携推進課) 伊藤迪子(同大 地域連携推進課)
■本件に関するお問い合わせ先■
東北芸術工科大学 地域連携推進課(担当:渡邉康太)
〒990-9530 山形県山形市上桜田3-4-5
TEL:023-627-2139 FAX:023-627-2081(平日9:00~17:15)
E-mail:y-gakusha@aga.tuad.ac.jp