探究型学習協働プロジェクト 東北芸術工科大学

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お知らせ

11/9[土] 探究型学習研究大会2024を開催! 

 

大会テーマ|探究の今とこれから

 

東北芸術工科大学では、11月9日(土)に、全国の教育関係者・NPO・行政職員を対象とした探究型学習に関する全国大会「2024年度 探究型学習研究大会」を開催します。今年度も昨年と同様に、対面とオンラインの併用開催となりますので、それぞれのご都合やシーンに合わせてご参加ください!


写真:2022年度探究型学習研究大会の田村氏による講演の様子

―はじめに―

高等学校における「総合的な探究の時間」の全面実施から2年半が過ぎ、徐々に探究活動が学校の日常になってきました。各校におかれましては、生徒の主体性を引き出す伴走のあり方や、外部とのつながりをどのように広げるか等の課題と向き合いながら、各校の特徴を核とした探究学習を試みられているところと存じます。
2017年にスタートした探究型学習研究大会は、「主体的・対話的で深い学び」を実現するための知を共有する場として、今年で第8回を数えます。これまで、「総合的な探究(学習)の時間」に関心を持つ多くの参加者が全国から集い、活発な意見交流を行ってきました。

―大会テーマとプログラム―

今年度の研究大会では「探究の今とこれから」をテーマとして、基調講演および2校からの日頃の探究活動に係る実践報告の構成で実施いたします。はじめに、文部科学省初等中等教育局主任視学官田村学氏より「今こそ考える、『探究』の価値!」と題してご講演をいただきます。続いて、宮城県仙台第三高等学校の渡部敦氏、山形県立山形中央高等学校の井上敦夫氏より、両校での特徴ある探究活動の取り組みをご紹介いただきます。
上記の講演、報告を通して、参加者の皆様が探究型学習をより一層深化させていくための手がかりを掴む機会となりますこと、本大会での知見を各校に持ち帰っていただき、共有、展開していただけましたら幸いです。

―大会を通じて―

昨今の社会的危機を乗り越えるべく、生徒とともに失敗を怖れず新たな挑戦を通して、社会的価値を創り出していく姿勢が「探究」に求められています。予測困難なこれからの時代に向けて、探究的、創造的な学びを引き出し、持続させるための糸口を各校に持ち帰っていただき、共有、展開していただけましたら幸いです。

―開催概要―

日時:2024年11月9日(土)13:00~17:10(開場・開室12:30)
方式:①対面(会場:東北芸術工科大学/山形市上桜田3-4-5)
方式:②オンライン(Zoomによるライブ配信)
対象:中学・高校教員、教育・NPO・自治体関係者
定員:対面 100名/オンライン 250名 ※事前申込制
参加費:無料(事前申込制)
主催:東北芸術工科大学
後援:山形県教育委員会・山形市教育委員会・宮城県教育委員会・青森県教育委員会・秋田県教育委員会・岩手県教育委員会・福島県教育委員会

〈お申し込み方法〉
以下の申込フォームよりお申込みください。

https://forms.gle/E9NdRV2VgaiCcTTu8

※申し込み〆切:2024年11月1日(金)
※定員になり次第締め切らせていただきます。
※お申し込み受付後、参加に係る詳細をご連絡いたします

 

〈日程が合わず参加が難しい方〉
参加ご希望の方で、日程の都合で参加が難しいという方は、末尾に記載の担当者までご相談ください。

―プログラム―

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12:30~ 開場・Zoom開室
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13:00~ 開会挨拶
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13:10~14:50 講演
「今こそ考える、『探究』の価値!」
講師:田村 学(文部科学省初等中等教育局 主任視学官)
全国的に取り組みの進んできた「探究」については、各学校の教育課程の中核になるとともに、授業改善の鍵となる役割も担ってきている。また、人口減少などが進む地方にあっては地域活性化のきっかけとなったり、各自治体のSDGs推進の一端を受け持ったりもしている。「生涯探究社会」に向かう中、改めて 「探究」の価値を考えていく場としたい。
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14:50~15:00 休憩
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15:00~15:50 実践報告1
「探究的な学びを広げる学校を目指して」
報告:渡部 敦(宮城県仙台第三高等学校 )
学校を取り巻く環境は大きく変化し、これまでと比べて社会とのつながりが重要視されるようになりました。また生徒の興味関心は、学校だけにとどまりません。探究活動を通じて得られた社会での学びは、生徒の成長を促す絶好の機会となります。こうした実践事例や、探究の土台となる教科や教科横断的な学びをカリキュラム・マネジメントの観点も踏まえてご紹介させていただき、皆さんと探究について学べる機会になればと思います。
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15:50~16:00 休憩
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16:00~16:50 実践報告2
「生徒の力を信頼し、生徒を放つ探究活動~山形中央高校コロナ禍4年間の実践を通して~」
報告:井上 敦夫(山形県立山形中央高等学校)
2020年1月。私は山形県朝日町の小学校で「地域探究」に生き生きと取り組む児童たちに出会いました。「この児童たちが高校生になるまでに高校は何をなすべきか」。この問いを起点として試行錯誤してきたのが、コロナ禍4年間にわたる本校の実践です。今回は地域連携を重視してきた本校の実践を例とし、「地域探究」の可能性について皆さんと一緒に考えたいと思います。
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17:00 閉会・諸連絡
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―講師プロフィール―

田村 学|Tamura Manabu
文部科学省初等中等教育局
主任視学官
新潟県公立学校教諭、上越教育大学附属小学校教官、柏崎市教育委員会指導主事、国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官、文部科学省初等中等教育局視学官、國學院大學人間開発学部教授を経て令和6年より現職。主な著書「思考ツールの授業」(小学館)、「深い学び」(東洋館出版)、「深い学びを実現するカリキュラム・マネジメント」(文溪堂)、「学習評価」(東洋館)、「生活・総合資質・能力の育成と学習評価」(東洋館)、「探究モードへの挑戦」(人言洞)など。

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渡部 敦 | Watanabe Atsushi
宮城県仙台第三高等学校 主幹教諭
令和3年度よりSSH-授業づくり研究センター長として、文部科学省指定の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に取り組み、ユネスコスクール加盟校としてESDを推進している。地域連携や学校間連携等を進めながら探究活動を軸とした授業開発や研究が学校全体で進められるよう、自身が担当している授業も含めて、日々活動している。

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井上 敦夫 | Inoue Atsuo
山形県立山形中央高等学校 教諭
2017年度に山形県立山形中央高等学校に赴任してから、一貫して「総合的な探究の時間」を担当してきた。2020年度には探究活動に取り組む「文理科学部」を立ち上げ、顧問に就任。2021、2023年度には「文理科学部」でボードゲームを活用し、地域探究に取り組んだ生徒が「デザセン決勝大会」に進出して入賞を果たした。現在も生徒が取り組む地域探究に授業と部活動の両面で伴走している。

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■開催要項ダウンロード■
A4両面フライヤー(183KB) ダウンロードする

■大会コーディネーター■
柚木 泰彦(東北芸術工科大学 高大連携推進部長/プロダクトデザイン学科 教授)
吉田 卓哉(同大 教職課程 教授)
寒河江 茂(同大 教職課程 特命教授)
渡邉康太(同大 地域連携推進課)

■本件に関するお問い合わせ先■
東北芸術工科大学 地域連携推進課(担当:渡邉康太)
〒990-9530 山形県山形市上桜田3-4-5
TEL:023-627-2139 FAX:023-627-2081(平日9:00~17:15)
E-mail:y-gakusha@aga.tuad.ac.jp