東北芸術工科大学では、新学期のスタートを前に「デザイン思考を活用した探究型学習プログラム」のオンライン研修会を、3/27（土）に開催します。

 

「デザイン思考と探究型学習」と聞くと、皆さんはどのようなイメージを頭に浮かべるでしょうか。
「デザイン思考に興味はあるが難しそう」「デザインは縁遠く感じる」「探究型学習に活用できるの？」など、様々な不安の声が聞こえてきそうです。ですが、実際の「デザイン思考」とは、私たちが身の回りの生活や社会から課題を見つけ、解決案を導くための強い味方である事をご存じですか？
本研修会は、課題解決の手法である「デザイン思考」の考え方とプロセスを活用し、生徒たちが取り組む探究型学習を疑似体験できる場として設定しました。レクチャーと実践ワークを通して探究の流れや躓きのポイントを知り、探究活動の見通しが立てやすくなります。また、先生方に身近な「職員室」を課題のテーマに設定することで「自分ごと視点」「当事者視点」での課題解決を体験できるよう設計しています。
新学期から、探究型学習をはじめ様々な場面でご活用いただける内容です。ぜひご参加ください。

日　時：　2021年3月27日（土）13:30～15:30
形　式：　オンライン（Zoomミーティング）、参加無料、事前申込制
講　師：　柚木泰彦（本学プロダクトデザイン学科教授、高大接続推進部長）
対　象：　高校教員
定　員：　20名
主　催：　東北芸術工科大学
ワークテーマ：　職員室を創造的な活動をしやすい場所にするためには

［体験できる内容］
120分のプログラムです。身近なテーマで課題を設定し、グループで解決策を考え提案書にまとめます。
〇デザイン思考による課題解決プロセスを体験し、捉えにくい「探究型学習」の形を可視化する
〇身近なテーマ設定により、「自分ごと視点」「当事者視点」での課題解決を体験する
〇複数のアイスブレイクを通して、安心かつ創造的に活動しやすい場をつくる手がかりを得る

［プログラムの流れ］
〇デザイン思考と探究型学習のレクチャー
〇場面に応じたアイスブレイク
〇課題の洗い出しと分類、収束
〇ブレインストーミングとアイデア展開
〇提案の詳細化
〇発表

［申し込み方法］
以下のフォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/1JuZ3662FNdrc2qC8
申込〆切：3月24日（水）
※定員に達しましたので、申込受付を終了いたしました。

［東北芸術工科大学のデザイン思考］
東北芸術工科大学では、デザイン思考を「多様な他者との協働を通して、自ら課題を見出し、創造的にそれらの課題を解決するための思考法および可視化のプロセス」と定義し、デザイン思考を活用した探究型学習の特徴を、以下の5 項目にまとめています。
１）安心して創造的な活動をしやすい空気をつくる
２）他者と協力することにより複数の視点を獲得する
３）考えたアイデアを可視化する
４）失敗を恐れずにアイデアを試してみる
５）発散と収束の繰り返しから考えをまとめる
これらの共通項目をレクチャーとワークを組み合わせた学習プログラムに落とし込み、連携校＊の探究型学習で実践している他、教員を対象とした研修会も実施しています。
＊山形東高校、山形西高校、東桜学館中学校

《体験した先生方の声》
・探究型学習を進めるうえで、意見を尊重できる安全安心な場づくりが大切だと理解した。
・学校内で「探究活動」のプロセスの共通理解につながった。
・教員研修を通して、生徒の立場に立つことができた。
・ワークを通じて感じた探究のワクワクを生徒にも伝えたい。
・探究の学習に限らず、自身の教科指導でも実践できると感じた。
・当初は自分とは遠いものと感じていたが、「問題解決のための思考法」であると知り、納得できた。

［実践のサポート］
〇素材をご提供します
本研修会に参加された先生方には、ご要望に応じて「デザイン思考を活用した探究型学習プログラム」の実践で使用するワークシートやスライド等の素材をご提供します。
【http://sozo.tuad.ac.jp/information/892.html】

〇相談窓口をご活用ください
デザイン思考の導入を検討されている方を対象に、相談窓口を開設しています。研修会終了後も個別の疑問や質問にお答えします。【http://sozo.tuad.ac.jp/information/786.html】

 

 

お問い合せ
※zoomに関するご相談・お問合せも承っております。お気軽にご連絡ください※
東北芸術工科大学 地域連携推進課（担当：伊藤）
〒990-9530　山形市上桜田3-4-5／Tel: 023-627-2218／y-gakusha@aga.tuad.ac.jp